バイオマスの熱利用について

▶︎未利用資源の有効利用

バイオマス熱利用は、バイオマス資源を直接燃焼し、廃熱ボイラから発生する蒸気の熱を利用したり、バイオマス資源を発酵させて発生したメタンガスを都市ガスの代わりに燃焼して利用することなどをいう。


 ▶︎メリット

バイオマス熱利用は、「バイオマス発電」や「バイオマス燃料製造」と同様に、循環型社会を形成していく上で、様々なメリットをもたらす。

1.資源の有効活用
間伐材や廃材など廃棄処分されていたものが、ペレットなどの燃料として再生されるため、消費者もそれを利用することで「資源の有効活用」に参加することができる。
2.焼却時の排熱利用
バイオマス資源を燃料とした発電では、その際に発生する排熱をエネルギーとして利用できるため、効率的なエネルギーと呼ぶことができる。
3.生物系廃棄物の削減に寄与
バイオマス資源を有効活用することで、発生する生物系廃棄物の量を削減することができる。