発電の種類 Vol.3 水力発電

3. 水力発電

水力発電とは?

水力発電は、水が高い所から低い所へ流れる時の位置エネルギーを利用して、発電を行う。
高いところから低いほうへ勢いよく水を流し、その中に発電用のポンプ水車を設置し、その水車の回転で発電機を動かすことによって発電を行う。
水力発電は水力をどうやって発生させるかによって様々な種類がある。

 

・メリットとデメリット

水力発電は水という再生可能エネルギーを有効活用した、もっともクリーンな発電手法。温室効果ガスも大気汚染の原因となる酸化物も排出しないうえ、水流や水量を変化させることで、発電量を容易にコントロールすることができる。

▷山や起伏に富み、水資源にめぐまれた日本にとっては、優秀な純国産エネルギーと言える。

 

▷ただし、大型発電所の建設は、森林など自然環境に対する影響が大きく、大規模建造物であること、需要地からの遠隔地に建設されることなどから多大な建設費用や送電コストがかかるといった問題点もある。

▷また、水資源を利用するため、その年の降水量によって影響をうける場合がある。